伝統・民族

奄美島唄

Amami Shimauta

鹿児島県奄美群島 / 日本 / 東アジア · 1700年〜

別名: 奄美民謡

鹿児島県奄美群島の独特の高音歌唱を持つ民謡。

概要

奄美大島・徳之島・喜界島など奄美群島で歌われる伝統民謡。裏声(グイン)を多用する高音域の歌唱と、棒状の細棹三線(蛇皮を張らないものもある)を特徴とする。沖縄の島唄とは音階・歌い方が異なり、独自の世界を持つ。

背景

奄美は薩摩藩支配下にあった歴史から本土・琉球双方の影響を受け、独自の民謡文化を発展させた。八月踊り歌、行きゅんにゃ加那、朝花節など、生活と祝祭に根ざした歌が伝わる。

発展

20世紀には築地俊造ら名手の録音が広まり、戦後は元ちとせ・中孝介らが現代音楽として再解釈した。元ちとせ『ワダツミの木』(2002年)は奄美シマ唄の歌唱法をJ-POPに持ち込み大ヒットした。

出来事

  • 江戸期: 薩摩支配下で独自民謡形成。
  • 1955年: 築地俊造らによる初期録音。
  • 1990年代: 朝崎郁恵『おぼくり〜ええうみ』。
  • 2002年: 元ちとせ『ワダツミの木』ヒット。
  • 2010年代: 中孝介らによる海外展開。

派生・影響

現代J-POPに奄美的歌唱を導入する素地となり、また奄美三味線(チジンとは別の三線)が独立した楽器文化を形成している。

音楽的特徴

楽器奄美三線(竿三線)、チヂン(太鼓)、声

リズムグイン(裏声)、ヒギャ節・カサン節などの旋律型、八月踊り系のリズム

代表アーティスト

  • 朝崎郁恵日本 · 1958年〜
  • 元ちとせ日本 · 2002年〜

代表曲

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