ラテン・カリブ

トローバ

Trova / Nueva Trova

サンティアゴ・デ・クーバ/ハバナ / キューバ / カリブ海 · 1890年〜

別名: Trova tradicional / Nueva Trova

19世紀末キューバ東部サンティアゴで生まれた弾き語り歌曲伝統と、革命後のヌエバ・トローバ運動を含む、社会派・抒情詩派の歌曲群。

概要

アコースティックギター(時にトレス・キューバノ)を伴奏に、独唱または二重唱で、抒情詩・愛の詩・社会批評を歌う。革命期にはバンドアレンジが加わる。

背景

サンティアゴ・デ・クーバの「トローバドール」たちが街角・サロンで歌った詩的歌曲が起点で、シンドー・ガライ、ホセ・ペペ・サンチェス、トリオ・マタモロスが20世紀前半に基盤を確立した。1959年のキューバ革命後、シルビオ・ロドリゲス、パブロ・ミラネス、ノエル・ニコラらの「ヌエバ・トローバ」が反帝国主義・連帯を歌う革命派フォーク運動として成立した。チリの「ヌエバ・カンシオン」と並ぶラテンアメリカ抗議歌の中核となる。

発展

1980~90年代にカルロス・バレラ、ヘラルド・アルフォンソらが第二世代を形成し、現代ではディエゴ・カノ、ハイデル・ガオなど若手が継承する。ボレロ、サルサ、フォークとの境界を行き来する。

出来事

  • 1900: シンドー・ガライがハバナで活躍
  • 1968: シルビオ・ロドリゲス「フェルナンド」
  • 1972: ヌエバ・トローバ運動公式結成
  • 2010: 第三世代の現代化

派生・影響

ボレロ、ラテン・フォーク、ヌエバ・カンシオン、サルサと交差。

音楽的特徴

楽器アコースティックギター、トレス、声

リズム緩やかな3/4と2/4、抒情詩、社会批評

代表アーティスト

  • Pablo Milanésキューバ · 1965年〜2022
  • Silvio Rodríguezキューバ · 1968年〜

代表曲

関連ジャンル

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