ソーラン節
北海道のニシン漁の労働歌として生まれた民謡。
概要
明治期、北海道日本海沿岸でニシン漁の網引きの際に歌われた仕事歌。「ヤーレン ソーラン」の掛け声で知られ、力強い節と即興的な囃子が特徴。戦後は南中ソーランなど学校・運動会の踊りとしてアレンジされ、全国的に有名になった。
背景
江戸期から明治期にかけて、北海道のニシン漁は本州各地から出稼ぎ労働者を集めた巨大産業だった。船上の作業を揃えるための歌として複数のソーラン節が成立し、漁の各局面で異なる節が歌われた。
発展
1920年代以降、ニシン漁の衰退とともに労働歌としての機能は失われたが、民謡としての保存が進んだ。1991年、稚内南中学校教員の伊藤多喜雄『TAKiOのソーラン節』を素材に「南中ソーラン」が考案され、全国の学校で流行した。
出来事
- 明治期: ニシン漁労働歌として成立。
- 1924年: ニシン漁衰退で労働歌としては減退。
- 1991年: 南中ソーラン振付の誕生。
- 1992年: YOSAKOIソーラン祭り開始(札幌)。
- 2000年代: 学校運動会で全国的定番化。
派生・影響
南中ソーランは学校体育・YOSAKOIソーラン祭りなどの集団演舞ジャンルを生み、現代日本の祭り文化を牽引した。
音楽的特徴
楽器三味線、太鼓、尺八、声(囃子)
リズムヤーレンソーランの掛け声、二拍子、漁の動作に対応する節
代表曲
- ソーラン節 (1924)YouTube で検索