ソン・ハロチョ
メキシコ・ベラクルス州沿岸のメスティーソ・アフロ・先住民音楽で、ハラナ・ヒターラとレキント・ハロチョのリズム弦楽が中核。
概要
ハラナ・ヒターラ(8弦小ギター)、レキント・ハロチョ(4弦曼陀林)、アルパ・ハロチャ(36弦ハープ)、踊り手の足踏み(サパテアード)、男女の即興詩交換ファンダンゴで構成。
背景
16~18世紀のスペイン植民地下、ベラクルス港(アフリカ系奴隷の主要入港地の一つ)で、スペイン・フラメンコ、アフリカ系打楽器、先住民歌唱が融合した。「ラ・バンバ」が代表曲で、19~20世紀の各時代に解釈し直された。
発展
1958年のリッチー・ヴァレンス「ラ・バンバ」がアメリカン・ロックンロールに翻案され世界的ヒットとなる。1970年代以降のソン・ハロチョ復興運動でグルーポ・モノ・ブランコ、ロス・コホリテスが伝統復活を担った。21世紀には移民文化としての米国メキシコ系コミュニティでも盛ん。
出来事
- 1683: ベラクルス海賊襲撃で記録
- 1958: リッチー・ヴァレンス「ラ・バンバ」
- 1976: グルーポ・モノ・ブランコ結成
- 2010: 復興運動の世代継承
派生・影響
アメリカン・ロック(「ラ・バンバ」)、現代メキシカン・フォーク、チカーノ・ロックに影響。
音楽的特徴
楽器ハラナ・ヒターラ、レキント・ハロチョ、アルパ・ハロチャ、声
リズム高速6/8、サパテアード足踏み、即興詩交換
代表アーティスト
- Lila Downs