サレジー
マダガスカル北西部サカラヴァ族の儀礼音楽から発展した、6/8ベースの高速複合リズムを核とした島の代表的ダンス音楽。
概要
アコーディオン、エレキギター、ベース、カイアンバ(振り棒)、ジェンベ、コーラス、リード歌手の構成。男性リードと女性コーラスのコール&レスポンスが基本構造。
背景
サレジーは元来サカラヴァ族の祖霊憑依儀礼トロンバの伴奏曲であり、19~20世紀にスワヒリ海岸との交易を通じて変容した。植民地時代のフランス人によるアコーディオン導入と、独立後の電化が現代型を生んだ。憑依の昂揚から踊る身体感覚は、現代版でも保たれている。
発展
1960~70年代にジョスマン・ピヴェールがエレキ化を進め、1990年代エウセブ・ジャオロが国際フェスに登場。2000年代以降ジャジロ、レジ・グベール、マダム・サラ・ンディアらが世代を更新。コンゴ系ルンバや東アフリカ・ベンガとの交差も進んだ。
出来事
- 1960s: ジョスマン・ピヴェール電化
- 1992: エウセブ・ジャオロ仏ツアー
- 2010: ジャジロ国際フェス進出
- 2018: ユネスコ無形文化遺産候補リスト
派生・影響
ツァピカ、ヒラ・ガシ、ベンガ、ルンバ・コンゴレーズと交差。
音楽的特徴
楽器アコーディオン、エレキギター、ベース、カイアンバ、ジェンベ、声
リズム高速6/8、3対2の複合、コール&レスポンス
代表アーティスト
- Jaojoby
代表曲
- E! Tiako — Jaojoby (1993)YouTube で検索