ケベック・フォーク
カナダ・ケベック州のフランス系住民コミュニティで保持される、フィドル・足踏み・口述音楽が中核の民俗音楽。
概要
フィドル、ボタン式アコーディオン、声、足踏み(ピエ・タピィ)、口の音楽(チュレイユ)、踊る男女のセット・ダンスで構成。歌詞は古フランス語の遺残を含む。
背景
17~18世紀のフランス系入植者がブルターニュ・ノルマンディーから持ち込んだ伝統が、ケベック共同体で独自発展した。英国占領後、英米化政策に対する文化保持の闘争として、家庭・教会・社交を通じて口承で継承された。1960年代のケベック静かな革命と独立志向の高まりで国民音楽として再評価された。
発展
1970年代のラ・ボトィン・スウランテ、1990年代以降のラ・ヴァヴラージュが世代を作り、ケベック音楽の代表として国際フォーク・フェスティバルで活躍する。2010年代にはハードコア・フォーク、ケベック語ヒップホップとも交差。
出来事
- 1880: 初の口述音楽採譜
- 1960: ケベック静かな革命
- 1973: ラ・ボトィン・スウランテ結成
- 2014: ケベック・トラッド・フェスティバル
派生・影響
ブルターニュ・フォーク、ケイジャン、米国オールドタイム、現代ワールド・フォークと交差。
音楽的特徴
楽器フィドル、ボタン式アコーディオン、声、足踏み
リズム高速2/4と6/8、足踏みリズム、口の音楽
代表アーティスト
- La Bottine Souriante
代表曲
- Martin de la Chasse-galerie — La Bottine Souriante (1990)YouTube で検索