プンムル
韓国の農村集団打楽器・舞踊芸能。
概要
農村の祝祭・儀礼で演じられる、太鼓と鉦による打楽器集団演奏と舞踊の総合芸能。チャング(両面鼓)・プク(太鼓)・ケンガリ(小銅鑼)・チン(大銅鑼)を中心に、笛と踊り手が加わる。地域別にホナム(湖南)農楽・ヨンナム(嶺南)農楽・ヨンドン(嶺東)農楽などの様式が存在する。
背景
古代の農耕儀礼に由来し、五穀豊穣を祈る祭祀と一体化して発達した。村の共同労働(プマシ)の合間や旧正月の歳次儀礼など、生活と密着した形で各地に継承された。
発展
1960年代以降、都市化で農村プンムルは衰退したが、1978年に金徳洙らが『サムルノリ』として舞台化し、現代芸術として再生した。1999年に重要無形文化財に指定され、2014年にユネスコ無形文化遺産代表一覧表に登録された。
出来事
- 古代: 農耕儀礼起源。
- 1966年: 湖南農楽が重要無形文化財指定。
- 1978年: 金徳洙ら『サムルノリ』結成。
- 1999年: 全国農楽の文化財統合指定。
- 2014年: ユネスコ無形文化遺産代表一覧表に登録。
派生・影響
サムルノリ(舞台化版)、現代国楽創作、海外コリアン・ディアスポラの民族文化アイデンティティの中核を担う。
音楽的特徴
楽器チャング、プク、ケンガリ、チン、テピョンソ、ナバル、ソゴ
リズムクッコリ・チャジンモリ・フィモリなど長短、舞踊と音楽の統合、ステフン(指揮者)による進行
代表アーティスト
- 金徳洙
代表曲
- 湖南左道農楽 (1980)YouTube で検索