ポワダー
マハーラーシュトラ州の英雄叙事詩を歌う民間芸能。
概要
シヴァージーら歴史的英雄・革命家の物語を、講釈と歌で語るマハーラーシュトラ州の民間芸能。一人または複数の語り手(シャヒール)がドゥフ・ハルモニウムの伴奏で物語を朗々と語り、しばしば独立運動・革命主題を取り上げてきた。
背景
17世紀のシヴァージー・マハラージ(1630–1680)の偉業を称える歌として成立し、マラータ帝国の戦勝歌の機能を果たした。19〜20世紀の独立運動期には反英・反植民地運動歌として再活性化した。
発展
20世紀のシャヒール・アンナバーウ・サーテー・シャヒール・アムル・シャイク・シャヒール・ガヴァンキャールらがマルクス主義・社会主義的内容を取り入れ、革命的フォークとして発展させた。インド独立後はマハーラーシュトラ州の文化アイデンティティの中核に位置づけられる。
出来事
- 17世紀: シヴァージー戦記を歌うポワダー成立。
- 1942年: インド独立運動期の革命的ポワダー。
- 1945年: シャヒール・アンナバーウ・サーテーの活動。
- 1980年: マハーラーシュトラ・ダリト・ポワダー運動。
- 2000年代: 学校教科書での取り上げ。
派生・影響
マラーティー演劇(タマーシャ)・映画音楽の素材、社会運動歌としての機能、現代パンジャーブ・ジャイト=ジャト系民謡との比較。
音楽的特徴
楽器ドゥフ、ハルモニウム、ドーラキ、マンジーラ、声
リズム勇壮な拍、講釈と歌の交替、英雄叙事詩
代表曲
- Shivaji Maharaj Powada (1945)YouTube で検索