古典

ノクターン

Nocturne

西ヨーロッパ · 1810〜1900年

別名: 夜想曲

夜の情景や瞑想を歌う性格的小品。ジョン・フィールドが創始し、ショパンが芸術的頂点に押し上げた。

概要

緩やかなテンポと美しい旋律、左手の幅広い分散和音伴奏を特徴とし、夢想的な雰囲気を作る。三部形式(ABA)が一般的で、即興的なオペラ・アリア風の旋律装飾を伴う。

背景

アイルランドの作曲家ジョン・フィールドが1810年代にロンドン・ペテルブルク・モスクワで「ノクターン」と題された一連の作品を発表し、夜想的ピアノ作品のジャンルを開いた。当時の市民サロン文化と、ベルカント・オペラの旋律美への憧憬がその背景にある。

発展

ショパン21曲のノクターン(特に作品9-2、作品27、作品48)が古典型を完成させ、フォーレ13曲、リスト「愛の夢」、スクリャービン「2つのノクターン」 作品5、ドビュッシー「夜想曲」(管弦楽版)など、楽器・編成を超えて発展した。

出来事

  • 1814: ジョン・フィールド「3つのノクターン」出版
  • 1832: ショパン「2つのノクターン」 作品9
  • 1841: ショパン「2つのノクターン」 作品48
  • 1899: ドビュッシー「夜想曲」(管弦楽)作曲

派生・影響

ロマン派性格小品全般、印象派の夢想的ピアノ書法、20世紀の夜想曲(バーバーら)に影響を残した。

音楽的特徴

楽器ピアノ独奏、管弦楽

リズム緩徐、三部形式、装飾的旋律

代表アーティスト

  • フレデリック・ショパンポーランド/フランス · 1828年〜1849

代表曲

関連ジャンル

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