ンドンボロ
1990年代キンシャサで、スークースの「セベン」部分を高速化・性的に強調した派手なダンスを伴うコンゴ系電子ダンス音楽。
概要
速いテンポ、ベース・ドラムマシンとエレキギターのシャープな反復、女性シンガーのチャント、観客参加型のアタランス(野次)で構成される。ダンスは腰の振りを大きく取り、当時論争を呼んだ。
背景
1990年代後半のザイール末期~コンゴ民主共和国成立前後、政情不安と経済破綻の中で都市青年が踊りで日常を耐え抜く文化を求めた。アウィロ・ロンゴンバの「カフ・カフ」やコフィ・オロミデ&カルタンが先導し、ストリート発のダンスステップが毎月更新される消費的シーンが成立した。当時カトリック教会や政府はダンスの過度な性的表現を批判し検閲した。
発展
2000年代にはケンタッキー・スターズやヴェルクー、フェレ・ゴラといったバンドがコンゴ・ディアスポラとアフリカ全土に拡散し、フランス語圏アフロビートの主流の一つに。アフロ・ハウスやクペ・デカレと相互影響し、TikTok時代にも適合している。
出来事
- 1995: アウィロ・ロンゴンバ&レ・キングス
- 1998: コフィ・オロミデ『ロアン・ガタ』
- 2000s: アフリカ全土でダンスステップ伝播
- 2010s: ディアスポラ経由で欧州フェスへ
派生・影響
スークースからンドンボロへ。アフロ・ハウス、クペ・デカレ、ンガジン(ガボン)などと交差。
音楽的特徴
楽器エレキギター、ベース、ドラムマシン、シンセ、声
リズム高速セベン、4/4、コール&レスポンス・チャント
代表アーティスト
- Koffi Olomidé
- Awilo Longomba
代表曲
- Loi — Koffi Olomidé (1997)YouTube で検索
- Coupe Bibamba — Awilo Longomba (1998)YouTube で検索