伝統・民族

モーラム

Mor Lam

東北イサーン地方 / タイ / 東南アジア · 1500年〜

タイ東北部・ラオスの民間語り物・歌謡音楽。

概要

タイ東北部イサーン地方とラオスのラオ族民間語り物。「モー(マスター)」と「ラム(語る・歌う)」を合わせた言葉で、ケーン(笙)・ピン(三弦リュート)を伴奏に長尺の物語や即興的恋愛問答を歌う芸能。20世紀後半に大衆ポップ化し、ラム・ションの形でメガヒットを生んだ。

背景

ラオ族の古代から続く語り物文化に源を持ち、寺院祭・収穫祭で歌われてきた。各地に伝承の派(ラム・ロン・ラム・ルアンなど)が存在し、それぞれの拍と物語形式を持つ。

発展

1970年代以降、エレクトリック楽器を取り入れたモーラム・シン(ヤング・モーラム)が誕生し、ジンタラ・プン・ティアプ・チャイヤパクなどスター歌手を輩出した。1990〜2000年代には政治社会的内容を持つ反体制ソングとしても機能した。

出来事

  • 古代: ラオ族語り物として成立。
  • 1969年: タイの東北イサーン地方で都市流行。
  • 1980年代: 電化モーラム・ブーム。
  • 2000年: モーラム反体制歌の社会的影響。
  • 2014年: スーミ・ヘミングウェイによる海外コンピレーション。

派生・影響

タイの大衆音楽ルーク・トゥンとの相互影響、世界音楽市場での「タイ・モーラム・コンピレーション」リバイバル、現代タイ・インディー・ポップへの引用源となる。

音楽的特徴

楽器ケーン(笙)、ピン(三弦)、ポン・ラン(木琴)、太鼓、エレキ楽器

リズムラオ・モーラム特有の節、即興問答、4/4の踊り拍

代表アーティスト

  • Pornsak Songsaengタイ · 1977年〜2013

代表曲

関連ジャンル

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