メント
20世紀前半ジャマイカで成立した、アコースティック編成の田舎的アフロ・カリブ歌謡で、レゲエに先立つジャマイカ・ポピュラー音楽の祖。
概要
アコースティックギター、バンジョー、ルンバ・ボックス(箱型ベース)、マラカ、声で構成。スカ以前のジャマイカらしい緩やかな2/4と諧謔的歌詞が特徴。
背景
プランテーション時代のクァドリル舞踊と、アフリカ系奴隷の労働歌・宗教歌が交わって農村祝祭音楽として確立した。1940年代後半~50年代にツーリスト・ホテル経済の発展でホテル演奏として大量録音され、後のレコード産業の基盤を作った。
発展
1960年スカの台頭で商業的に後景化したが、ザ・ジョリー・ボーイズ、ナバン・キャレイバンらが伝統を保持。1990年代以降のジャマイカ国民文化遺産政策で再評価された。
出来事
- 1949: ジャマイカ初の商業録音
- 1955: ハリー・ベラフォンテのカリプソ・ブームでメントも国際紹介
- 1960: スカ台頭で後景化
- 1996: ザ・ジョリー・ボーイズ復活
派生・影響
スカ、ロックステディ、レゲエ、カリプソと相互影響。
音楽的特徴
楽器アコースティックギター、バンジョー、ルンバ・ボックス、マラカ、声
リズム緩やかな2/4、後拍弱拍、諧謔歌詞
代表アーティスト
- The Jolly Boys
代表曲
- Take Her to Jamaica — The Jolly Boys (1989)YouTube で検索