マンボ
1940年代キューバで成立した、ソン・クバーノとアフリカ系儀礼音楽が交わる、ホーンが叫ぶ高速ダンス音楽。
概要
ピアノのモントゥーノ、コンガ・ボンゴ・ティンバレス・クラベスのアフロ・キューバン打楽器、轟くホーンセクション、リード歌手とコーラスのコール&レスポンスで構成。
背景
ハバナのチャランガ・オーケストラ「アルカニョ・イ・スス・マラビーリャス」のアントニオ・アルカニョが1938年頃に「マンボ」と名付けたダンソン・マンボ部分が起点。1940年代後半にダマソ・ペレス・プラドがメキシコシティでビッグバンド版に再編成し、米国・メキシコ全域でブームを起こした。植民地キューバから独立後の都市音楽への転換期に、アフリカ系・スペイン系・米国黒人音楽が出会った点が重要である。
発展
1950年代のニューヨークで「マンボ・キング」(マチート、ティト・プエンテ、ティト・ロドリゲス)がパラディウム・ボールルームを拠点に発展させ、アメリカン・ジャズと深く交差した。1950年代末にチャチャチャに席を譲り、1960年代以降サルサに統合された。
出来事
- 1938: アルカニョが「マンボ」セクション導入
- 1948: ペレス・プラドがメキシコで『マンボ・No.5』
- 1951: パラディウム全盛期
- 1959: キューバ革命
派生・影響
ソン・クバーノから派生してマンボが成立、続いてチャチャチャ、サルサへ展開。アフロ・キューバン・ジャズとも深く交差。
音楽的特徴
楽器ピアノ、ホーンセクション、コンガ、ボンゴ、ティンバレス、声
リズムクラベ2-3、モントゥーノ、ホーン・マンボ・セクション
代表アーティスト
- Machito
- Pérez Prado
- Tito Puente
代表曲
- Tanga — Machito (1943)YouTube で検索
- Mambo No. 5 — Pérez Prado (1949)YouTube で検索
- Ran Kan Kan — Tito Puente (1949)YouTube で検索