コンパ
1955年ハイチでネモール・ジャン・バティストが創始した、メレンゲから派生した4/4のスローダンスを中心とするアフロ・カリブ・ポップ。
概要
サクソフォーン(ネモール式)、エレキギター、シンセ、ベース、ティンバレス、コンガ、声で構成。「コンパ・ダイレクト」と呼ばれる骨格のはっきりした4/4が基本。
背景
1950年代のハイチで、ドミニカ共和国メレンゲの影響を受けつつ独自のテンポに改変したのが起点。デュバリエ独裁体制(1957~)の下で多くのミュージシャンが亡命し、ニューヨーク・モントリオール・パリのハイチ系移民コミュニティが新しい中心となった。植民地期からの仏-クレオール語使用と、米黒人ジャズ・ファンクの影響が交差する。
発展
1960~70年代のタブー・コンボ、シャラッシュ・コンボがニューヨークから世界化し、1980年代以降のスカイライナーズ、T-ヴィジェリアらが現代化した。ハイチ・ディアスポラの結婚式・社交の中心音楽であり続ける。
出来事
- 1955: ネモール・ジャン・バティスト創始
- 1971: タブー・コンボ「New York City」
- 1986: デュバリエ独裁崩壊
- 2000: コンパ国際大会
派生・影響
メレンゲ、ズーク、コンパ・ラブ、ハイチ・ヒップホップに連なる。
音楽的特徴
楽器サクソフォーン、エレキギター、シンセ、ベース、ティンバレス、コンガ、声
リズム中速4/4、コンパ・ダイレクト、ベース駆動
代表アーティスト
- Nemours Jean-Baptiste
- Tabou Combo
代表曲
- Compas Direct — Nemours Jean-Baptiste (1958)YouTube で検索
- New York City — Tabou Combo (1975)YouTube で検索