ハカ
マオリの戦士的踊り歌。集団で力強く演じる詠唱舞踊。
概要
マオリ族の集団詠唱舞踊。「ハカ・タパラヒ」(戦士のハカ)・「ハカ・ペルペル」(歓迎のハカ)など多種があり、ラグビー・オールブラックス代表のテストマッチ前演舞「カ・マテ」で世界に知られる。胸・腕・腿を激しく叩き、舌を出す(ファカ・プケ)・大きく目を見開く(プカナ)などの所作で、力と団結を表現する。
背景
古代マオリ社会で戦闘前の士気高揚・歓迎・葬礼など多目的に演じられてきた。1820年代のテ・ラウパラハ族長による「カ・マテ」が広く伝わり、後にラグビー代表が採用したことで世界化した。
発展
1888〜89年のニュージーランド代表ラグビー・チーム遠征で初の海外披露があり、20世紀を通じてオールブラックスのトレードマークとなった。2005年に新しい「カパ・オ・パンゴ」(黒のチームの意)も制定された。マオリ文化復興運動でハカは民族尊厳の象徴として再評価された。
出来事
- 1820年代: テ・ラウパラハ『カ・マテ』成立。
- 1888年: ニュージーランド代表海外遠征で初披露。
- 1972年: マオリ語週間でハカ復活。
- 2005年: 『カパ・オ・パンゴ』制定。
- 2015年: ラグビーW杯でハカ世界注目。
派生・影響
ニュージーランド国民的アイデンティティの象徴、ポリネシア戦士舞踊群(サモア・シヴァ・タウ、トンガ・シパ・タウ等)との比較対象、世界のスポーツ前演舞文化に影響を与えた。
音楽的特徴
楽器声、体打音(胸・腕・腿)、足踏み
リズム強く揃ったユニゾン詠唱、所作と詠唱の同期、戦闘的・儀礼的繰り返し
代表アーティスト
- Hirini Melbourne
代表曲
- Ka Mate (1820)YouTube で検索