ファンキ・カリオカ
1980年代リオデジャネイロのファヴェーラで生まれた、米マイアミ・ベースのリズムを在地化した低音特化のストリート・ダンス音楽。
概要
TR-808キック、シンセ、サンプラー、ポルトガル語の高速ラップとシャウト、性的・政治的に挑発的な歌詞で構成。ファヴェーラの「バイレ・ファンク」と呼ばれる屋外ストリート・パーティが演奏現場。
背景
1989年にリオの DJ マルレンが米マイアミ・ベース盤(2 Live Crew)を回した「ファンク・カリオカ」が起点。ファヴェーラの貧困、警察暴力、ドラッグ戦争の中で生まれた、抑圧された若者層の自己表現として政治的意味も帯びる。長らく中産階級・国家からは「下品」「犯罪と結びつく」とみなされ抑圧された。
発展
2000年代のMCタチ・カキ、MCマルシニーニョ、2010年代以降のアニタが商業的・国際的成功を収め、ブラジル汎国民ポップ・国際フェスティバル文化に組み込まれた。アマピアノ、ジャージー・クラブとの交差も進む。
出来事
- 1989: DJマルレン回し開始
- 2002: MCタチ・カキ
- 2010: アニタ・デビュー
- 2017: アニタ国際メインストリーム
派生・影響
マイアミ・ベースから派生してファンキ・カリオカが成立。レゲトン、アマピアノと交差。
音楽的特徴
楽器ドラムマシン、シンセ、サンプラー、声
リズムTR-808低音、タンボル拍子、ポルトガル語ラップ・シャウト
代表アーティスト
- Anitta
代表曲
- Envolver — Anitta (2022)YouTube で検索