伝統・民族

ダブケ

Dabke

レバノン/シリア/パレスチナ/ヨルダン / 中東 · 1900年〜

レヴァント(レバノン・シリア・パレスチナ・ヨルダン)の輪舞を伴う祝祭音楽で、足で大地を踏み鳴らして連帯を示す。

概要

ミジュウィズ(ダブル・クラリネット系)、ターブラ、デルブッカ、男女混合の輪舞ステップ、リード歌手とコーラスで構成。結婚式・収穫祭・政治集会で必ず登場する。

背景

「ダブケ」は「足を踏みつける」を意味し、村落で雨乞いや屋根作りの集団作業のために踏み固める動作に由来するとされる。20世紀のオスマン崩壊・委任統治・イスラエル建国以降、特にパレスチナ人にとって土地・故郷との連結を体現するナショナル・ジャンルとなった。難民キャンプでも世代を超えて伝承される。

発展

1970年代以降、エル・フナイル、エル・アシキーン、レバノンのナアジ・ジャンマールがバンド化を進め、近年ではレバノン・パレスチナのアラビアン・ナイト・オーケストラがエレクトロ化を行った。47ソウル(ヨルダン・パレスチナ系英国バンド)はダブケと電子音楽の融合で国際的に知られる。

出来事

  • 1970: エル・フナイル結成
  • 1979: パレスチナ系ダブケが民族音楽として公的化
  • 2013: 47ソウル結成
  • 2018: ベルリン・ダブケ・フェス

派生・影響

レヴァント民俗、シリア・ムワシャハ、現代アラブ・エレクトロ、ヒップホップと交差。

音楽的特徴

楽器ミジュウィズ、ターブラ、デルブッカ、声、合唱

リズム10/8と6/8、強い足踏み、輪舞

代表アーティスト

  • 47SOULヨルダン/パレスチナ/英国 · 2013年〜

代表曲

関連ジャンル

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