ティラーナ
カルナータカ古典の高速器楽的歌曲。
概要
コンサートの終盤に演奏される高速で華やかな曲形式。歌詞は意味を持たない太鼓のシラブル(タカ・タリ・キ・ナム等)が中心で、リズムと旋律の純粋な技巧を披露する。バーラタナーティヤム舞踊の終曲としても用いられる。
背景
19世紀のスワーティ・ティルナル(1813–1846)らケーララ宮廷音楽家が体系化し、北インドのターラナ(類似形式)に着想を得たとされる。
発展
20世紀のM・バーラムラリ・クリシュナ・ラリタ・ヴェンカタラマンらがティラーナの新作・舞踊化を推進した。コンサートの最後を飾る活気ある曲として定着している。
出来事
- 19世紀前半: スワーティ・ティルナル作曲群。
- 1947年: バーラスラスワティ舞踊復興。
- 1980年代: バーラムラリ・クリシュナ全国普及。
- 2000年代: 舞踊終曲としての定着。
- 2015年: 国際カルナータカ・コンサートの定番化。
派生・影響
北インドのターラナと並ぶリズム的歌曲伝統を成し、現代フュージョン・パーカッション・アンサンブルの素材としても用いられる。
音楽的特徴
楽器声、ヴィーナ、ヴァイオリン、ムリダンガム、ガタム
リズム高速ターラ、太鼓シラブル中心の歌詞、技巧的旋律
代表アーティスト
- M.バーラムラリクリシュナ
代表曲
- Tillana in Brindavani — M.バーラムラリクリシュナ (1985)YouTube で検索