バンブーコ
コロンビア・アンデス山脈中部の国民舞踊で、ティプレ・ギターラ・バンドラ三重奏が紡ぐ抒情的6/8の歌曲。
概要
ティプレ(12弦)、レキント・バンドラ(15弦曼陀林型)、ギターラ、声、男女ペアで踊る。歌詞は恋愛・郷愁・自然賛美が中心。
背景
19世紀コロンビア独立期に、アンデス・メスティーソ(スペイン系・先住民系混血)農民の音楽として成立した。バスク・コロニアの「サンブク」起源説、西アフリカ「バンブク王国」起源説、ハイチ起源説が並存し、奴隷貿易と植民地交流の複雑さを反映する。1886年憲法制定後の国民国家建設で、バンブーコは「真のコロンビア人」の象徴音楽と位置付けられた。
発展
20世紀の作曲家ペドロ・モラレス・ピノ、ホセ・エリアス・ポサドが芸術歌曲化を進め、ガルソン・イ・コリャソ二重奏が大衆化した。21世紀には現代ジャズ作曲家アントニオ・アルナイスらが復興運動を行う。
出来事
- 1850s: 独立後の国民音楽論争
- 1886: 憲法制定と国民音楽化
- 1950: ガルソン・イ・コリャソ全盛
- 2010: バンブーコ・フェスティバル
派生・影響
パシージョ、トルベリーノ、現代コロンビア・ジャズと交差。
音楽的特徴
楽器ティプレ、バンドラ、ギターラ、声
リズム中速6/8、ヘミオラ、抒情詩