古典

バラード(器楽)

Ballade

西ヨーロッパ · 1830〜1900年

物語的・劇的内容を持つ独奏器楽の自由形式。ショパンが4曲のピアノ・バラードでジャンルを確立した。

概要

中世詩のバラード形式に着想を得て、起伏ある物語的構成と劇的なクライマックスを持つ。ショパン作品23、38、47、52が古典型を作り、ブラームス、リスト、フォーレなどが各々の解釈を加えた。

背景

ロマン主義文学の物語詩への関心、特にミツキェヴィチ(ポーランドの国民詩人)のバラード詩への共感がショパンに影響を与えた。19世紀の文学的器楽(標題音楽)の流れの中で、形式の自由と劇的内容を両立させる器が求められた。

発展

ショパン「バラード第1番ト短調」(1835)以降4曲、ブラームス「4つのバラード」 作品10、リスト「2つのバラード」、フォーレ「バラード」 作品19(後にピアノ協奏曲化)が連続的に発展した。20世紀ではフォーレ風叙情とロシア的ピアニズムの作品(メトネル)も書かれた。

出来事

  • 1835: ショパン「バラード第1番」 作品23
  • 1842: ショパン「バラード第4番」 作品52
  • 1856: ブラームス「4つのバラード」 作品10
  • 1881: フォーレ「バラード」 作品19

派生・影響

ピアノ協奏曲、交響詩、ロマン派の標題的器楽作品全般に物語的書法のモデルを提供した。

音楽的特徴

楽器ピアノ独奏

リズム自由形式、物語的構成、劇的クライマックス

代表アーティスト

  • フレデリック・ショパンポーランド/フランス · 1828年〜1849
  • フランツ・リストハンガリー · 1830年〜1886
  • ヨハネス・ブラームスドイツ · 1855年〜1897

代表曲

関連ジャンル

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