伝統・民族

バイラ

Baila

スリランカ / 南アジア · 1850年〜

スリランカの民俗ポップ。ポルトガル系を起源に持つ陽気な踊り歌。

概要

スリランカ(主にシンハラ系)で広く歌われる陽気な踊り歌。語源はポルトガル語の「バイラール(踊る)」で、16世紀のポルトガル植民地期にカフィルディアスポラ・スリランカ人がアフロ・ポルトガル音楽と土着音楽を融合して生んだ。タンバリン・ギター・キーボードを伴奏とする。

背景

16〜17世紀にポルトガル人が連れてきたアフリカ系奴隷(カフィル)とシンハラ・タミル民衆の交流の中で形成された。19世紀から20世紀にかけて都市民衆音楽として確立し、結婚式・新年祭・ホームパーティで欠かせない音楽となった。

発展

20世紀後半にはウォーリー・バスティアン・M・S・フェルナンドらがバイラのスター歌手として活躍し、1990年代以降はサンギータラタ・スパヌディラジ・グラントなど若手も加わった。スリランカ移民コミュニティ(オーストラリア・カナダ)でも盛ん。

出来事

  • 16世紀: ポルトガル植民地期の音楽融合。
  • 1948年: スリランカ独立で国民音楽化。
  • 1970年代: ウォーリー・バスティアン・ブーム。
  • 1995年: M・S・フェルナンド最盛期。
  • 2010年代: 若手によるエレクトロ・バイラ。

派生・影響

スリランカ・ポップ・コメディ映画の音楽、シンハラ・タミル両コミュニティで共有される国民的音楽、現代スリランカ・ヒップホップの素材となる。

音楽的特徴

楽器ギター、ラバナ(タンバリン)、キーボード、ベース、ドラムス、声

リズム6/8拍子、ポルトガル系の陽気な拍、シンハラ・タミル詞章

代表曲

関連ジャンル

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