バイアォン
ブラジル北東部セルタオン(乾燥内陸)の農民音楽が、ルイス・ゴンザーガによって1940年代に都市化されたフォロー(フォホー)系ジャンルの中核。
概要
アコーディオン、サンフォーナ、ジャベー(三角鉄板)、ザブンバ太鼓、声で構成。歌詞はセルタオン農民の干ばつ・移動・故郷喪失を扱う叙情詩。
背景
19世紀以来のセルタオン農村音楽が、ルイス・ゴンザーガの「アサ・ブランカ」(1947)で都市化・国民音楽化された。北東部セルタオンは植民地時代から干ばつと貧困に苦しんだ地域で、バイアォンは「内国移民」(リオ・サンパウロへの労働移動)の精神的支柱として機能した。
発展
1950~60年代のジャクソン・ド・パンデイロ、ドミンギーニョスが世代を作り、1980年代以降のルイス・カルドーゾらが現代化を進めた。フォロー(フォホー)、フォロー・ペ・ジ・セヘア、フォロー・エレトロニコといった派生形がある。
出来事
- 1947: ルイス・ゴンザーガ「アサ・ブランカ」
- 1965: ジャクソン・ド・パンデイロ全盛
- 1995: フォロー・エレトロニコ流行
- 2010: 北東部音楽復興運動
派生・影響
フォロー、フォロー・エレトロニコ、ブラジル・ジャズ、トロピカリアと交差。
音楽的特徴
楽器アコーディオン、サンフォーナ、ジャベー、ザブンバ、声
リズム中速2/4、シンコペーション、内国移民歌詞